断捨離ツールとしてのメルカリ。モノと向き合うこと

大学生のときに買った思い出のベスト、断捨離しました。

 

メルカリに出品するつもりで「商品」としての状態をチェックしているうちに、これは売れる状態のものではないな、と気づいたのです。

 

 このベストは学祭で行われた仮装行列のために買ったもので、一度しか着なかったものの、そこそこお値段が張る品であったのと、楽しい思い出の品だったのでなかなか手放せずにいました。
シンプルなベストなので、いつか着る機会もあるかな?という思いもあり…(結局一度も着なかった)

 

着ていない服をメルカリに出品する作業をしていたところ、数年ぶりにこのベストを発掘しまして。
そうだ、これも出そう…と状態をチェックしたところ、ああ、これは売れないわ、と気づいてしまったのです。

 

もともと古着屋で買ったもので、経年劣化もあるのか、よく見ると毛羽立ちがけっこうひどい。
肩のハンガーに当たっていた部分がスレてしまっている。

これを訳アリ品としてでも売るのはちょっと難しい。商品としての価値もなく、恐らくこれから着ることもない…よく考えれば、学祭のときの写真はたくさん残っている。
じゃあこれを残しておく必要はないな、と思えたのです。

 

・罪悪感なくモノを手放すことができる
というのが個人的にメルカリを使う利点だったのですが

 

・商品として見ることで、冷静にモノと向き合える
というのもあるのかな?と感じました。

 

それにしても大学在学中にいちど着たきりの服を30すぎても捨てられないとは…思い出の品というのはやっぱり手ごわいです。
冷静に考えれば、10年近く着ることのなかった服をとっておく理由ってどう考えてもないのですが…。
楽しい思い出は記憶にも写真にもきちんと残ってますしね。

いかに漫然とモノを所有していたか、思い知らされた気分です。
モノときちんと向き合うってこういうことなのかなあ。